読んだ小説の感想を書いてみたり。
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Twitterでつぶやいた感想のまとめ。半分自分用にアドレスも付け加えました。2つ以上載っていた方は適当に一つだけアドレスを書いてあります(打つのが面倒なため)。
数が多いので分割させていただきます。
「へんぐえ~桔梗~」は第13回文学フリマで販売され、現在は架空ストアさんにて購入可能です。
一般部門もこれでラスト。今年のテーマは「女のあやかし」
<一般部門4>
道三さん「わするることなく」
なんじゃこりゃぁぁぁ!賞。切り替えが上手すぎて読めばびっくり玉手箱です。甘酸っぱい初恋の思い出を返せ!とはまさしくこのことであります。短い文章の中でこの方はシリアスもコメディも難なくこなせるというのが痛感させられます。
サイトウチエコさん「レースを織る娘」
彼女はツンデレに違いないで賞。どう考えても白蛇さんは細いだけでなくガタガタな見た目っぽくて哀れです。そして、完成までに何年かかったのかが気になるところです。
立花腑楽さん「伸縮自在な恨み言」
そのとおりで賞。屏風覗+αついて考察されていて、読み物として面白いです。こういうのもぐねぐね書くのは男性であって、最後の一文なんか女性にとっては「あたりまえよ、何か文句あんの?」で終わりそうなのも興味深い。
青砥十さん「後輩書記とセンパイ会計、百年の積読に挑む」
もえま賞。(悪い意味ではなく)萌え系だし無駄な文章が沢山あるのに、タイトルと中身と妖怪が上手くリンクして綺麗に1200字で纏まっているのはさすがです。先輩の積読に対する一言が心に痛い。
http://www.geocities.jp/sleepdog550
岩里藁人さん「ふたくち女とふたまた男」
灯台元暗し賞。食わず女房のくだりは回さんの秘密を明かす意味だけでなく、二人の行く末のこともかけていそうで今後が恐ろしい。にしても、回さんってまんまですね。プロフィールの裏話も面白いです。
http://blog.livedoor.jp/warajin2009
卯月音由杞さん「凜火永生〔Reincanation〕」
コントラスト賞。とにもかくにも情景描写が美しいです。文章だけなのに赤という色が印象的に描かれています。Reincanationは漢字で書くとそうできるのか!とも納得。
http://moti0417.exblog.jp/
湯菜岸時也さん「此処で暮らせば生きられない」
現実逃避じゃないで賞。嫁は絶対元来のオタクに違いないのです。桐原さん哀れ。ところでなぜ殺されちゃったんでしょう。
加楽幽明さん「くびったけ」
有終の美賞。前半はあんなに痛々しかった(鏡に映るなんて嫌)のに、いつのまにやらルンルンだなんて。たまたま妖怪の並びだったとはいえ、ラストの闇へ消えていく描写がへんぐえの最後を飾るのにぴったりな雰囲気でございました。
http://you-may.cocolog-nifty.com/blog/
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