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読んだ小説の感想を書いてみたり。

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茶林小一著「隠し剣 十二支抄 疾走剣 蹄」

 毎年恒例藤茶葉なんちゃら先生が隠し剣シリーズを書かれたので読みました。
「隠し剣 十二支抄 疾走剣 蹄」
 このシリーズは新感覚時代小説シリーズとうたった歩み寄りやすい時代劇小説で、その中でも十二支抄はお正月小説として毎年公開されているものであります。
 
 ぶっちゃけ武士道というものは私にとってはくそくらえ以外の何物でも無いのですが、このシリーズの面白いところはその武士道が描かれていることです。
 そして、今回の蹄の一番面白いところも武士から逃げようとしていた一太郎が、所詮武士の子であったところです。シリーズの中でもこの武士の精神がわかりやすく描かれているのと、一太郎の中で何か一皮むけた気がするのでシリーズの中でも好きな部類に入ると思います。
 ただ、一つだけ難を言えば、せっかくの剣シリーズなのに剣がなくてよかったことでしょうか。
 博士が時代物にも親しみやすいようにとしている名付けも、私の好むところではないのですが、これがないと隠し剣という感じがしなくなってきたので慣れというのは怖いです。

 だいたいの作品は20枚以内で読めてしまうので時代物としておすすめ。

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